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建学の歴史

17世紀、ニコラ・バレ神父「小さな学校」設立

17世紀中頃、フランスは戦争、飢餓、ペストの流行で悲惨な状況にあり、とりわけ多くの子どもたちが見捨てられ、苦しんでいました。この様子を見たニコラ・バレ神父(1621-1686)は、この子どもたちのために読み書きや手仕事などを教えて生活の道を開くとともに、子どもたちが神から創られ愛されていることに気づき信仰により心が満たされることを願い「小さな学校」を開くことにしました。

バレ神父のこの願いや思いに感動した若い女性たちが「小さな学校」に参加し、活発に手伝うようになりました。当時は、女性の教育は裕福な家庭だけのもので、女性が人に教えることなど考えられない時代でした。
このようにして、バレ神父の開いた「小さな学校」での愛と奉仕の活動は、1666年サンモール修道会(現幼きイエス会)の誕生となり、やがて、この学校の成果は人々に知れわたり、バレ神父とシスターは、フランス王ルイ14世の頼みで、貴族の娘のためのサン・シール王室学校の教育の指導にも、ある時期、携わることになりました。

19世紀に入るとシスターたちは、バレ神父の意志を受け継ぎ、貧しい子どもたちの生活や心の救済のためヨーロッパからアジアへと世界に活動の場を広げました。

雙葉学園のはじまり

日本では、1872年(明治5年)にマザー・マチルド・ラクロと4名のシスターが横浜に上陸し、外国人子女教育及び貧困孤児養育事業「仁慈堂」を開始しました。
今日、日本の幼きイエス会は、女子教育を中心とした四谷、田園調布、横浜、静岡、福岡の各雙葉学園及びサンモール・インターナショナルスクールなどの教育事業を行い、3世紀に亘って受け継がれたバレ神父の娘としての使命に生きています。

福岡雙葉学園の沿革

1872年(明治5年)
マザー・マチルド他4名のシスター横浜上陸
1933年(昭和 8年)
幼きイエス会(旧サン・モール修道会)を母体に、現在地に福岡女子商業高校として開校
1946年(昭和21年)
福岡雙葉高等女学校となる
1947年(昭和22年)
福岡雙葉中学校を開校
1948年(昭和23年)
学制改革により福岡雙葉高等学校を開校
1951年(昭和26年)
学校法人に組織変更、福岡雙葉学園と改称
福岡雙葉幼稚園を開園
1954年(昭和29年)
福岡雙葉小学校開校に伴い、福岡雙葉小学校付属幼稚園と改称。幼—小—中—高の総合学園完成
1958年(昭和33年)
中学校新校舎完成
1961年(昭和36年)
高等学校新校舎完成
1967年(昭和41年)
小学校新校舎完成
中学・高校講堂、体育館完成
1974年(昭和49年)
中学・高校接続校舎完成
1983年(昭和58年)
創立50周年記念式典挙行
1984年(昭和59年)
聖堂・本館・小学校体育館完成
1991年(平成 3年)
サン・モール会を幼きイエス会と改称
1993年(平成 5年)
創立60周年記念式典挙行
1995年(平成 8年)
幼稚園新舎完成。都市景観賞受賞
1999年(平成11年)
ニコラ・バレ神父列福
2002年(平成14年)
中高完全一貫体制完成
2003年(平成15年)
中学高校講堂改修

最初の卒業生
最初の卒業生

戦後復興時の校舎
戦後復興時の校舎

伝統ある制服
伝統ある制服